[27日 ロイター] - 米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが27日に発表した10月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は、全国の住宅価格指数が前年同月比9.2%上昇と9月の10.7%上昇から伸びが鈍化し、2020年11月以降で初めて1桁台となった。
前月比では4カ月連続で低下した。
米連邦住宅金融庁(FHFA)が同日発表した10月の住宅価格指数(季節調整済み)も9.8%上昇と9月の11.1%から鈍化し、2020年9月以降で初の1桁台となった。前月比は横ばいだった。
S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズのマネジング・ディレクター、クレイグ・ラザラ氏は「連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続する中、住宅ローンの調達が引き続き住宅価格にとって逆風になっている」と指摘。「マクロ経済環境が引き続き厳しい見通しであることから、価格は引き続き弱含みになる可能性がある」とした。