[ロンドン 25日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が25日発表した12月の生産者物価指数(PPI)は、産出指数が前月比で0.8%低下した。
投入指数は前月比1.1%低下。ともに2020年4月以降で最大の低下となった。インフレ抑制を目指すイングランド銀行(英中央銀行)にとっては朗報と言える。
ロイターがまとめた市場予想は、それぞれ0.3%上昇、0.6%低下だった。
11月と12月のPPI統計は、データに誤りがあったため、公表時期が通常より遅れた。
12月の産出指数は前年比では14.7%上昇と、5カ月連続の鈍化。投入指数は前年比16.5%上昇と、過去最高の24.6%上昇から6カ月連続で鈍化した。
11月の産出指数は前月比0.1%低下、前年比16.2%上昇。投入指数は前月比0.2%低下、前年比18.0%上昇。