[26日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)が26日発表した2022年の自動車生産台数は、前年比9.8%減の77万5014台だった。新型コロナウイルス禍前の19年からは40.5%減となり、1956年以来最低を記録した。
世界的な半導体不足と中国のコロナ規制に足を引っ張られた。
一方、バッテリー電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、ハイブリッド車(HV)の生産台数は計23万4066台と前年比4.5%増加。全生産の約3分の1を占めた。
ここ2年、コロナ禍により世界の自動車業界は半導体を中心に主要な部品不足に悩まされており、メーカーの新車受注残が蓄積している。中国でのロックダウン(都市封鎖)に伴うサプライチェーン(供給網)途絶も圧迫要因となった。
国内市場向けの生産台数は9.4%増、輸出向けは14%減少した。
12月の生産台数は前年比で17.9%減り、3カ月ぶりに減少した。