[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSがまとめた3月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.9で2月の53.5を下回ったものの速報値の52.8から小幅上方改正された。新規事業と輸出の拡大を受け、好不況の分かれ目である50を2カ月連続で上回った。
事業の見通しが5カ月連続で改善し、楽観度は昨年3月以来の高水準になった。ただ一部企業は中銀の利上げや法人税増税を懸念している。
消費者心理が改善し、新規事業は1年ぶりの高水準となった。輸出販売は、少なくとも統計を取り始めた2014年以降で最大の伸び。ビジネス出張の急回復が寄与した。
コストの伸びを反映する投入価格指数は2021年5月以降で最低となったが、過去の水準からみると依然として高い。