[12日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスは、時価総額世界第2位の仮想通貨イーサを支えるソフトウエアが12日にアップグレードされたとツイッターで明らかにした。
イーサリアムブロックチェーンで「マージ」以来となる今回の大型アップグレードは「シャペラ」として知られ、投資家は過去3年間に同ブロックチェーンネットワーク上で利息と引き換えに預けた「ステーキングされたイーサ」トークンの引き出しが可能になる。
データ会社Dune Analyticsによると、このようなトークンは現在、全イーサトークンの約15%を占めており、約310億ドルの価値がある。
今回の変更により、イーサのボラティリティー(変動率)が高まる可能性が高いと投資家は予測している。
広範な引き出しが売りの波につながり、その結果イーサの価格を圧迫するとの見方もある。