[ロンドン 3日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが3日発表した7月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.5で、前月の53.7から低下し、1月以来の低水準となった。
速報値から修正はなかった。PMIは50が好不況の分かれ目となる。
S&Pグローバルは、給与の増加が引き続き物価上昇圧力の原因になっていると指摘。
同社の経済ディレクター、ティム・ムーア氏は「7月のサービス業の失速は、英経済が今後数カ月、よくても横ばいになることを示唆している。金利上昇が個人消費と企業信頼感に及ぼす影響が拡大している」と指摘。
「サービス業の新規受注の伸びは過去6カ月で最低で、雇用創出が減少した。一部の企業が市場の軟化に対応するため、採用にブレーキをかけた」と述べた。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは50.8で、6月の52.8から低下。1月以来の低水準となった。速報値の50.7からはわずかに上方修正された。