[ドバイ 3日 ロイター] - サウジアラビア財務省が3日発表した第2・四半期の財政収支は53億リヤル(14億1000万ドル)の赤字となった。原油による収入減が響いた。
年初来の財政収支は82億リヤルの赤字で、通年の財政収支が赤字に転落する可能性が浮上している
第2・四半期の歳入は3148億リヤルと前期比15%減少、歳出は同9%増の3200億リヤル超だった。
昨年は原油価格上昇が歳入を31%押し上げ、財政収支は約300億ドルの黒字となった。政府は今年もより小幅ながら黒字を予想している。
しかし今年は、価格下落と減産で原油輸出による歳入が減少。第2・四半期の原油収入は前年比28%減の1797億リヤルで、全歳入に占める割合は57%だった。
一方、非石油収入は13%増加した。