[11日 ロイター] - ペルー中央銀行のエコノミストは、第2・四半期の同国経済は0.5%のマイナス成長となる公算が大きいとの見方を示した。予想通りとなれば2四半期連続のマイナスで、テクニカルな景気後退(リセッション)入りとなる。
ペルー経済は今年、社会対立やエルニーニョ現象の影響を受けており、第1・四半期は0.43%のマイナス成長となった。
中銀の経済調査部門エコノミスト、アドリアン・アルマス氏は、4月の国内総生産(GDP)は0.31%のプラス成長だったものの、5月はマイナス1.43%だったとしたうえで、6月は0.6%程度のマイナスになる公算が大きいとの見方を示した。
同氏は「第1、第2・四半期は前年同期比でマイナス成長となる。残念ながらわが国の潜在成長率を下回っている」と述べた。
一方で、複数の国がリセッションを2期連続のマイナス成長と定義していると認めながら、定義の範囲が狭すぎるとの批判もあると指摘した。
6月のGDP統計は今月中に発表される。