[ハラレ 27日 ロイター] - アフリカ南部ジンバブエで大統領選挙が行われ、選挙管理当局は26日、現職ムナンガグワ大統領が勝利したと発表した。一方、主要対立候補だった野党指導者チャミサ氏の陣営は結果受け入れを拒否している。
選挙管理当局の発表によると、得票率はムナンガグワ氏が52.6%で、チャミサ氏が44%だった。
チャミサ氏は27日、結果を受け入れないと表明。新政権を樹立すると述べたが、詳細は明らかにしなかった。
一方、ムナンガグワ氏は「勝利をうれしく思う」と述べ、「選挙戦が適切に行われなかったと感じる者はどこに行けばいいのかを知るべきだ」と述べた。
大統領の任期は2期までと憲法で定められている。
ジンバブエでは37年間政権を握っていた故ムガベ前大統領が2017年に軍のクーデターで失脚。ムナンガグワ氏が権力を掌握したが、1期目はインフレ高進や外貨不足などで経済が大きく混乱した。