50%引き! InvestingProで2025年の市場を超える投資成績を特別セールを請求する

英GDP、7月は0.5%減で今年最大の落ち込み スト響く

発行済 2023-09-13 16:01
更新済 2023-09-13 17:00
© Reuters.  9月13日 英国立統計局(ONS)が13日発表した7月の国内総生産(GDP)は前月比0.5%減と市場予想を下回り、今年最大の落ち込みとなった。写真は8月29日、ロンドン
GBP/USD
-

Andy Bruce David Milliken

[ロンドン 13日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が13日発表した7月の国内総生産(GDP)は前月比0.5%減と、今年最大の落ち込みとなった。医師や学校職員によるストライキが響いた。

ロイターがまとめたエコノミスト予想(0.2%減)以上の減少。サービス業、製造業、建設業など主要部門が全てマイナスとなった。これを受けてポンドは対ドルで下落した。

6月は0.5%増で、5─7月の3カ月間の経済成長率は0.2%だった。

英経済がイングランド銀行(中銀)の想定以上に軟化している可能性が強まった。

12日発表の統計では失業率が4.3%に上昇し、中銀の想定以上の速さで悪化した。ただ、中銀は賃金の高い伸びが高インフレを長期化させる可能性を引き続き懸念している。

プレミア・ミトンのファンドマネジャー、ニール・ビレル氏は「減速スピードは景気後退が間近に迫っていることを示しているのかもしれない。いずれにせよ、金利上昇と粘着的なインフレが経済により大きな影響を及ぼしていることを示唆している」と述べた。

一方、コンサルティング会社パンテオン・マクロエコノミクスの英国担当チーフエコノミスト、サミュエル・トムズ氏は、生産減の要因が一過性のものだったとして、下降トレンドの始まりとは思えないとの認識を示した。

© Reuters.  9月13日 英国立統計局(ONS)が13日発表した7月の国内総生産(GDP)は前月比0.5%減と市場予想を下回り、今年最大の落ち込みとなった。写真は8月29日、ロンドンで撮影(2023年 ロイター/Kevin Coombs)

統計局によると、GDPの内訳でサービス部門は0.5%減となった。医師のストで病院予約のキャンセルが相次いだ医療部門のマイナス寄与が最も大きかった。

また、7月の雨量が平年より多かったことが小売業や建設業に打撃を与えた。

2021年末までの英経済の大幅な上方修正は反映されていない。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます