💎 すべての市場で隠れている割安株をお示しします始めましょう

制裁下のロシア、輸入で人民元決済を拡大=欧州復興開発銀行

発行済 2023-09-27 19:02
更新済 2023-09-27 19:09
© Reuters.  9月27日、    欧州復興開発銀行(EBRD)はロシアの輸入品のうち中国人民元建てで代金を請求される割合が2022年に20%となり、前年の3%から急上昇したとする報告書を公
EUR/RUB
-
USD/CNY
-
CNY/RUB
-

Jorgelina do Rosario

[ロンドン 27日 ロイター] - 欧州復興開発銀行(EBRD)は27日、ロシアの輸入品のうち中国人民元建てで代金を請求される割合が2022年に20%となり、前年の3%から急上昇したとする報告書を公表した。ウクライナ侵攻に伴う制裁でロシアが世界の金融システムから切り離されたことが背景。

ドルやユーロ建ての割合は同時期に最大80%から67%に低下したという。

報告書は「ロシアが22年2月にウクライナに本格侵攻し、欧州連合(EU)や米国、その他多くの先進国が経済制裁を発動した後、ロシアの輸入はますます元建てで代金を請求されるようになった」と指摘した。

© Reuters.  9月27日、    欧州復興開発銀行(EBRD)はロシアの輸入品のうち中国人民元建てで代金を請求される割合が2022年に20%となり、前年の3%から急上昇したとする報告書を公表した。写真は人民元紙幣、ロシア紙幣と両国旗のイメージ。2022年9月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)

22年末までには中国からの輸入で元建て請求が占める割合は63%となり、1年前の約25%から上昇。「主にドルとロシアルーブルに取って代わった」という。

モンゴルやタジキスタンなど、経済制裁を科していないものの、中国人民銀行(中央銀行)と通貨スワップラインを結んでいる第三国でもロシアとの貿易における人民元利用が拡大している。

報告書は「国際貿易に関わる企業は圧倒的に米国の銀行システムを通じた決済を必要とするため、ドルの優位性は国際的な制裁をより効果的なものにしている」とする一方、「同時に、経済制裁は時間の経過とともに媒介通貨(ビークルカレンシー)としてのドルの魅力を低下させ、そのためにドルの優位性を低下させるかもしれない」と指摘した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます