[ソウル 1日 ロイター] - 1日発表の韓国の9月貿易統計によると、輸出が前年同月比4.4%減少の546億6000万ドルと、12カ月連続の減少となったがこの局面で最も小幅なマイナスにとどまった。
市場予想ではマイナス幅が前月の8.3%から9.1%に拡大すると見込まれていたが、予想外に縮小した。
中国向け輸出は17.6%減と過去11カ月で最も小幅な減少率。米国向けは8.5%増、欧州連合(EU)向けも6.5%増加した。
半導体輸出は13.6%減少したが、減少ペースは過去1年で最も小幅。自動車は9.5%増、機械は9.8%増、船舶は15.4%増となった。
方文圭・産業通商資源相は輸出が改善を続けており、増加に転換する「変曲点」にあると述べた。
9月の輸入は16.5%減の509億6000万ドルで、前月の22.8%減や予想の17.6%減に比べると緩やかな落ち込みにとどまった。
貿易収支は37億ドルの黒字。4カ月連続の黒字で、2021年9月以来の大幅な黒字となった。