[2日 ロイター] - S&Pグローバルが2日発表した9月のロシア製造業購買担当者景気指数(PMI)は、8月の52.7から54.5に上昇した。
2017年1月以来の高水準で、好不況の分かれ目となる50を大幅に上回った。
S&Pグローバルは「新規輸出受注の伸びが鈍化する一方、堅調な内需に支えられた」と指摘した。
ウクライナ侵攻の開始以降、製造業の成長は主に内需に依存してきた。
企業からは、ルーブル安が輸入品の価格を押し上げたとの指摘があった。ただ、需要の改善と代替輸入への期待から将来への期待は8月から改善した。
新規業務の増加で企業は9月に生産能力を拡大した。今後1年間の増産期待が強まり、製造業は2000年11月以降最大の雇用創出率を記録した。