[ブラジリア 2日 ロイター] - ブラジル開発商工サービス省が2日発表した9月の貿易収支は89億ドルの黒字となり、同月としては1989年の統計開始以来最大の黒字幅となった。ただ、ロイターのエコノミスト調査による予想中央値の92億ドルは下回った。
同省は、年間の貿易黒字予測を847億ドルから930億ドルに引き上げた。
9月の輸出は4.4%増の284億ドル。数量増加が価格下落の影響を相殺した。主要な輸出品目は、原油、大豆、鉄鉱石、とうもろこしなどだった。
輸入は前年同月比17.6%減の195億ドル。輸入品の価格下落と数量ベースの減少が要因。
1─9月の貿易収支は713億ドルの黒字で、前年同期比51.2%増加した。