[ソウル 4日 ロイター] - 韓国統計局が4日発表した8月の鉱工業生産指数は、季節調整済みで前月比5.5%上昇した。低下予想に反して、過去3年余りで最も高い伸びとなった。半導体がけん引した。
上昇率は2020年6月以来最大。ロイターがまとめた市場予想の中央値は0.2%低下、7月は2.0%低下していた。
半導体は13.4%増。半導体製造用を中心とする機械は9.7%増となった。一方、電子部品は3.8%減少した。
企画財政省は大幅改善した今回のデータと9月の貿易統計により、第3・四半期に製造業と輸出主導の回復が見込まれると指摘した。
指数は前年比では0.5%下落。ただ、落ち込みは前月の8.1%や市場予想の6.2%と比べ小幅にとどまった。
月初に発表された貿易統計によると、9月の輸出は減少したものの、過去1年で最も小幅なマイナスとなった。