[4日 ロイター] - 調査会社オートスタットによると、9月のロシア自動車販売台数は前年同月比148.6%増加した。中国勢が市場シェアを伸ばし2022年の大幅な落ち込みから回復が続いた。
ロシアの自動車産業は海外からの投資、設備、部品に大きく依存していたことからウクライナ侵攻を巡る西側の制裁で大きな打撃を受け、昨年の新車販売は59%減少。また、多くの海外メーカーがロシア市場から撤退した。
オートスタットは提携するコンサルティング会社PPKのデータを引用し、9月の販売台数が11万0358台だったと発表した。前年同月は4万4398台だった。
国内大手アフトワズの「ラーダ」が首位。市場シェア上位10ブランドのうち7ブランドを、長城汽車、奇瑞汽車、吉利汽車など中国勢が占め、撤退した西側勢に取って代わった。
中国勢は、撤退したルノーや日産の組み立て工場を活用してロシアでの販売を伸ばしている。