[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が20日に発表した9月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比で14.7%下落した。1949年の統計開始以降で最大の下落率を記録、インフレが一段と緩和するとの期待が高まりそうだ。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は14.2%の下落だった。
前年同月はロシアによるウクライナ侵攻の影響で45.8%上昇と、統計開始以降で最大の前年比上昇率を記録していた。そのため、今年9月の下落率が大きくなった面もある。
PPIは昨年9月以降鈍化が続いており、エネルギー価格安を背景に7月には6.0%下落と、約2年半ぶりにマイナスに転じた。