[ニューデリー 23日 ロイター] - インドのゴヤル商工相は23日、自由貿易協定(FTA)について、公平かつ公正なバランスを持たなければ調印を急がないとの考えを述べた。
独立シンクタンク主催のイベントで、難航している英国や欧州連合(EU)との貿易交渉について質問され、「貿易交渉の結果はその後何年も国に影響を及ぼすもので、決して急ぐべきではない」と答えた。
インドと英国のFTAは2022年後半に成立する見込みだったが、その後期限は先送りされている。
また、EUとの交渉は協定の内容を巡る意見の相違から9年間停滞した後、インド太平洋地域における中国の影響力拡大の対抗策になる可能性を期待し、22年に再開された。