スペイン経済は、特にドイツとイギリスからの記録的な観光客数に後押しされ、堅調な成長を遂げている。7月、スペインは前年比7.3%増の1,090万人の観光客を迎えた。観光客の消費は12%急増し、国のGDPに大きく貢献した。国家統計局の報告によると、2024年1~7月の外国人観光客の消費額は710億ユーロ(790億ドル)に上り、前年同期比18.6%増となった。
この観光客の流入により、スペインの年間GDP成長率は2.4%となり、ユーロ圏の0.7%、ドイツの0.3%を上回ると予想されている。ドイツの国内消費は第2四半期に0.2%減少したものの、スペインを訪れたドイツ人観光客の消費は好調で、1回あたりの平均消費額は約10%増の1,340ユーロに達した。スペインを訪れる観光客の5分の1を占めるイギリス人観光客も、7月には7.5%増の1,389ユーロを消費した。
シンクタンクFuncasのチーフエコノミスト、レイモンド・トーレス氏は、スペインのサービス部門における競争力と、旅行や体験型消費を好む消費パターンの世界的なシフトを指摘した。
ベルリンから来たあるコミュニケーション・コーチは、今年スペインを3回訪れ、2週間の滞在で平均2200ユーロを費やしている。ドイツ人観光客は、他の地中海の目的地を探検した後、スペインに戻って来ており、9月のフライト予約は8.3%の増加を見せている。プリッゲは、ドイツの寒冷な気候に比べ、スペインの好天に恵まれる9月と3月の旅行を好む。
ドイツ人はスペインへの旅行者数が増えているだけでなく、スペイン国内の目的地も多様化している。バレアレス諸島の人気は依然として高いが、カタルーニャやバレンシアといったスペイン本土を訪れる人も多い。
レポート時の為替レートは1ドル=0.9029ユーロ。
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