28日午前の東京外為市場でドル・円は109円36銭付近。
日銀の政策決定を控え緩和期待による円売りが強まっていたが、現行の金融政策維持の決定で失望感からドル売りに振れた。
ドル・円は朝方111円37銭を付けた後、日経平均株価の堅調地合いを受け株高を意識したリスク選好的な円売りで一時111円88銭まで上昇した。
日銀による追加緩和期待もドルを押し上げた。
ただ、日銀金融政策決定会合が現行の金融政策の維持を決定したと報じられると、円は一転して買いが強まり、ドルは一時108円77銭まで値を下げた。
追加緩和への期待感が大きかった分、失望感は強いが、円買い一服後は株価にらみとなろう。
ここまでドル・円は108円77銭から111円88銭、ユーロ・ドルは1.1300ドルから1.1330ドル、ユーロ・円は123円18銭から126円47銭で推移。
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