[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;21504.00;-3.54TOPIX;1614.87;-1.02
[後場の投資戦略]
日経平均は、前日に引き続き予想PER12倍水準(前日のデータで算出すると約21300円処)での下値の堅さが意識されている。
足元の先物手口動向では、米長期金利上昇をきっかけに始まったとされるリスクパリティ絡みの大口売り越し基調にも変化がみられてきており、市場では、11月末のヘッジファンドの決算末に向けた売りが大方一巡したと指摘する声もある。
これを受け、日本企業のファンダメンタルズに対する株価の割安感が改めて意識され始めている可能性はありそうだ。
現状の日経平均に関しては、国内三連休や米感謝祭を控えた薄商いのなか、明確な方向感は確認されていない。
しかし、米国におけるクリスマス商戦の前哨戦とも言われるブラックフライデーを23日、サイバーマンデーを26日に控えて、一般的に11月下旬から上旬にかけて相場は上昇確率が高くなるとのアノマリー面からも、好材料が出た銘柄の株価感応度は高くなっている。
これにより、国内外の証券会社による評価見直しの観測があった銘柄や政策絡みのキャッシュレス関連のほか、23日に開催地の決定するインバウンドをはじめとした万博関連などに対しては、個別物色が活発化する展開には注目しておきたいところである。
(雲宮 祥士)
日経平均;21504.00;-3.54TOPIX;1614.87;-1.02
[後場の投資戦略]
日経平均は、前日に引き続き予想PER12倍水準(前日のデータで算出すると約21300円処)での下値の堅さが意識されている。
足元の先物手口動向では、米長期金利上昇をきっかけに始まったとされるリスクパリティ絡みの大口売り越し基調にも変化がみられてきており、市場では、11月末のヘッジファンドの決算末に向けた売りが大方一巡したと指摘する声もある。
これを受け、日本企業のファンダメンタルズに対する株価の割安感が改めて意識され始めている可能性はありそうだ。
現状の日経平均に関しては、国内三連休や米感謝祭を控えた薄商いのなか、明確な方向感は確認されていない。
しかし、米国におけるクリスマス商戦の前哨戦とも言われるブラックフライデーを23日、サイバーマンデーを26日に控えて、一般的に11月下旬から上旬にかけて相場は上昇確率が高くなるとのアノマリー面からも、好材料が出た銘柄の株価感応度は高くなっている。
これにより、国内外の証券会社による評価見直しの観測があった銘柄や政策絡みのキャッシュレス関連のほか、23日に開催地の決定するインバウンドをはじめとした万博関連などに対しては、個別物色が活発化する展開には注目しておきたいところである。
(雲宮 祥士)