TOCOM金 21年4月限・夜間取引終値:5941円(前日日中取引終値↓23円)・想定レンジ:上限5970円-下限5920円9日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は軟調となりそうだ。
前日の米国株式市場では、早期の経済活動正常化への期待が継続し、ダウ平均が6日続伸。
これを受け、東京市場もリスクオンムードが継続する可能性が高く、金先物は軟調な値動きを強いられるだろう。
また、為替が1ドル=108円台半ばと昨日日中取引時間帯と比べて1円程度円高に傾いていることも金先物の重しとなろう。
ただ、新型コロナウイルス感染再拡大や米中対立激化などに対する警戒感はなお強く、安全資産とされる金の需要は依然根強いとみられる。
ナイトセッションの金先物も下げ渋っており、日中取引の金先物についても下げ幅は限定的となりそうだ。