[東京 3日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 114.11/13 1.0857/61 123.90/94 午前9時現在 113.48/50 1.0867/71 123.33/37 NY午後5時 113.46/48 1.0865/71 123.28/32
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の 114.11/13円だった。日経平均株価が続伸しドル/円もジリジリと値を上げ、し っかりした展開となった。午後は株価が高値でもみあい、ドルも114円付近での推移が 続いた。
午後にドル/円は一時114.23円まで上昇し、前日の下げから回復。株高のほか 、明日の米雇用統計への期待感が支えになっていたという。ただ「方向感も出にくくなっ ている」(国内金融機関)との声が聞かれた。 きょうは海外時間に、米新規失業保険申請件数、米2月ISM非製造業景気指数、米 1月製造業新規受注などが発表される。 外為どっとコム総研の調査部長、神田卓也氏は「ドル115円試しは雇用統計まで持 ち越すのではないか」と指摘する。きょうの時点では、指標が良好だった場合にドルが上 昇したとしても、前日に強い指標発表が出ても頭を押さえられた114円半ばで上値が重 くなりそうだとみている。114円台後半はダブルボトムのネックラインにかかることも あり、上抜けへの抵抗が強いと意識されている。 米経済への過度に悲観的な見方は後退してきており、各指標が弱かった場合でも11 3円台前半は底堅いと予想されている。
<午前は株高眺めドルもジリ高>
朝方113円前半で推移していたドルは、仲値を挟んで午前の高値113.89円ま で上昇した。実需筋のドル買い/円売りが若干ながら観測された。日経平均が上げ幅を一 時200円超に広げたことも寄与したとみられる。
財新/マークイットが発表した2月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI )は51.2で、6カ月ぶりの高水準だった1月(52.4)から低下した。市場の反応 は限定的だった。
(為替マーケットチーム)