29日の日経平均は3日ぶりに反落となった。
ローソク足はマドを空けて下げ、陰線を引いた。
下降中の5日移動平均線を下放れており、投資家の含み損益悪化が進んだとみられる。
終値ベースでは21000円台をキープし、下値での一定の買い需要を確認した形となったものの、明日30日以降は終値で21000円を割り込んだ場合は、21000円が上値抗線に転じる可能性が出てくることに留意したい。
日足の一目均衡表では、昨日に続いて日々線が雲下限を下回って引けた。
転換線が横ばいから下降に変化したほか、遅行線は株価とのマイナス乖離幅を拡大し、三役逆転後の地合い悪化が一段と進んだ格好である。
ボリンジャーバンドでは、日々線は下降中の-1σを上回ることなく推移しており、売り手優位を再確認した。