[ロンドン 28日 ロイター] - 航空会社などを運営する英ヴァージン・グループを率いる実業家のリチャード・ブランソン氏は28日、英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利した後、同社の企業価値が約3分の1失われたことを明らかにした。 ブランソン氏はテレビ番組「グッドモーニング・ブリテン」で、英国はリセッション(景気後退)に陥るとし、EU離脱が同国経済に及ぼす影響を国民が分かった今、再投票を行うべきだとの見解を表明した。 「わが国は最悪の事態に向かっている。国民は、自分の票がどれだけの混乱をもたらすかについて理解していたとは思えない」と発言した。 ブランソン氏はまた、EU離脱結果の判明後、バージン・グループが「非常に大きな」取引を失い、これらの取引がまとまっていれば約3000人の雇用が生まれるはずだったことを明らかにした。
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