2日の中国本土市場は大幅に値上がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比64.59ポイント(2.13%)高の3090.57ポイントと3日続伸している(上海A株指数は2.13%高の3239.49ポイント)。
今年1月20日以来、約5カ月半ぶりの高値水準を回復し、年初来高値(終値で3115.57ポイント)に接近している。
前日までの好地合いを継ぐ流れ。
官民で公表された6月の製造業PMIがそろって予想を上回るなか、中国景気の持ち直しが意識されている。
また、中国人民銀行(中央銀行)が1日から再貸出・再割引金利を引き下げたことも引き続き材料視された。
保険株と証券株が急伸。
中信建投証券(601066/SH)と招商証券(600999/SH)がそろってストップ高、中国人民保険集団(601319/SH)が9.4%高、中国人寿保険(601628/SH)が6.8%高で引けた。
中信建投証券は上場来高値を更新している。
不動産株も上げが目立つ。
なかでも緑地控股(600606/SH)は連日でストップ高した。
消費関連株もしっかり。
高級白酒(中国の蒸留酒)メーカー大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.3%高の1544.00人民元と上昇し、連日で最高値を更新している。
このほか資源・素材株、自動車株、運輸株、インフラ関連株、ハイテク株なども買われた。
外貨建てB株相場も値上がり。
上海B株指数が4.73ポイント(2.20%)高の219.50ポイント、深センB株指数が12.37ポイント(1.41%)高の892.23ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)