【ブラジル】ボベスパ指数 53976.28 -0.48% 28日のブラジル株式市場は反落。
主要指標のボベスパ指数は前日比259.97ポイント安(-0.48%)の53976.28で取引を終えた。
54230.41から53363.08まで下落した。
指数構成銘柄での値上がりは21、値下がりは45であった。
この日発表のブラジルの5月FGVインフレ率IGPMが、前年比+4.11%だったことで(4月は+3.55%)、ブラジル中銀の追加利上げ観測が強まり、ボベスパ指数を圧迫するかたちになった。
また、中国の上海総合指数の大幅安、欧州、米国の株安も、ブラジル株への下押し圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1657.62 -0.20% 28日のロシア株式市場は反落。
主要指標のMICEX指数は前日比3.36ポイント安(-0.20%)の1657.62で取引を終了した。
1656.24から1678.64で推移した。
指数構成銘柄での値上がりは21、値下がりは27、変わらず2であった。
米利上げ観測による米ドル高展開が続いていることで、ルーブル安が進行しているが、この日はロシア株の売りにつながったとの見方(海外投資家からの資金が流出する可能性への懸念か)。
また、取引時間中に、ブレント原油先物が一時売り込まれたことも、ロシア株の下押し圧力になったもよう。
【インド】SENSEX指数 27506.71 -0.21% 28日のインドSENSEX指数は小反落。
前日比57.95ポイント安(-0.21%)の27506.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.19%(15.60ポイント)安の8319.00で取引を終えた。
朝方はプラス圏でもみ合ったが、その後は利益確定売りに押された。
今年1-3月期の国内総生産(GDP)があす29日に発表されるため、慎重ムードが継続。
また、供給拡大で首都デリーの不動産価格が向こう2-3年に下落するとの観測も同セクターの圧迫材料となった。
ほかに、NY原油先物の続落が資源関連の売り手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 4620.27 -6.50% 28日の上海総合指は値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比321.45ポイント安(-6.50%)の4620.27ポイントと8日ぶりに反落した。
利食い売りに押される流れ。
指数はこのところの急ピッチな上昇で、節目の5000ポイントに接近したため、高値警戒感が意識された。
新規株式公開(IPO)増加に伴う需給悪化懸念も再燃している。
また、中国当局が市中銀行に対し、株式市場への資金流入状況を報告するよう求めたもようと報じられたことも逆風。
資金流入増を背景とした、株価の先高感がやや後退した格好だ