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欧米為替見通し:ドル・円はもみあいか、ユーロと豪ドルの値動きに警戒

発行済 2015-07-24 17:50
更新済 2015-07-24 18:00
欧米為替見通し:ドル・円はもみあいか、ユーロと豪ドルの値動きに警戒
きょうの欧米市場で、ドル・円はもみあいそうだ。
材料不足のなか、ユーロや豪ドルの値動きが警戒される。
欧米市場は、手がかり不足のなか、ユーロ圏・7月製造業PMI速報値、ユーロ圏・7月サービス業PMI速報値、米・7月製造業PMI速報値、米・6月新築住宅販売件数が発表される。
ユーロ圏の経済指標については、16時30分に発表されたドイツ7月の製造業PMI(速報値)は51.5と市場予想(51.9)を下回ったほか、17時に発表された7月のユーロ圏製造業PMIも52.2と市場予想52.5を下回った。
これを受けてユーロ・ドル、ユーロ・円はやや下落している。
一方、米経済指標が予想を上回っても、ドル・円は市場の想定レンジ120円-125円の上限近くまで上昇しているため、それほど大きくは買われず、もみあう展開が予想される。
ギリシャ議会が金融支援交渉再開の条件となっていた第2弾の財政改革法案を可決したことから、前日海外市場ではユーロ・ドルが上昇した。
約1週間ぶりに一時1.1000ドルを回復。
この流れが続く可能性も指摘される。
東京市場のドル・円は、明治安田生命保険が米生保グループのスタンコープ・ファイナンシャル・グループの買収を発表したことを受け、ドル買いが進んだ。
また、中国の中国7月財新(Caixin China)PMIが+48.2と予想の49.7を下回ったことが嫌気され、豪ドル安・米ドル高に振れ、ドル・円は24日の高値124円05銭まで上昇した。
中国と経済的な結びつきが強いオーストラリアの豪ドルは大きく売られ、豪ドル・米ドルは2009年5月以来の安値圏となっている。
欧米市場で、中国経済の弱含みが材料視され、豪ドルがさらに売られるか、逆に東京市場で大きく売られた分買い戻しが入るか、注目される。
【今日の欧米市場の予定】 ・22:45 米・7月製造業PMI速報値(予想:53.6、6月:53.6) ・23:00 米・6月新築住宅販売件数(予想:54.8万戸、5月:54.6万戸)

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