メディカルシステムネットワーク (T:4350)は、中小調剤薬局向け医薬品等ネットワーク事業と調剤薬局事業を2本柱として事業を展開している。
調剤薬局事業ではM&Aも活用したグループ拡大戦略を推進中。
10年後に連結売上高で3,000億円規模を目指す。
10月30日付で発表された2016年3月期第2四半期累計(2015年4月−9月期)の連結業績は、売上高が前年同期比17.2%増の42,105百万円、営業利益が同97.2%増の1,752百万円となり、半期ベースとしては過去最高業績を更新した。
調剤薬局事業の収益が大きく伸びたほか、医薬品等ネットワーク事業や賃貸・設備関連事業も増益に寄与した。
2016年3月期の業績は売上高が前期比13.0%増の85,353百万円、営業利益が同14.9%増の3,036百万円と期初計画を据え置いている。
調剤薬局事業における収益改善の持続性を見極めたいとしており、市場環境に大きな変化が無ければ第3四半期発表時点で上方修正される可能性が高いと弊社では見ている。
現在、進行中の中期3ヶ年計画では最終年度となる2018年3月期に売上高105,000百万円、営業利益4,000百万円を目標として掲げている。
医薬品ネットワーク加盟件数は前期末の1,200件から2,200件に、調剤薬局店舗数は同345店舗から500店舗に拡大していく計画で、滑り出しは順調に進んでいると言えよう。
調剤薬局業界では医療費の抑制を背景に、中小・中堅規模の経営環境が年々厳しくなっており、経営の効率化に向けたサービスを提供する医薬品等ネットワーク事業への加盟件数は今後も拡大していくと予想される。
一方、調剤薬局は引き続き主要都市部でのM&Aを進めていく。
また、国が推進する地域包括ケアシステムのなかで、医療、介護、予防機能を担う拠点として、調剤薬局の役割が今まで以上に重要になってくるとみており、これらニーズに対応した薬剤師等の教育研修を強化していくことで、他社との差別化を図っていく戦略だ。
■Check Point ・ネットワーク加盟店舗が順調に増加、昨年の落ち込みを取り戻す ・通期は期初予想を据え置くも保守的、上方修正の可能性も ・地域医療を支える企業として18年3月期の売上高1,050億円を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
調剤薬局事業ではM&Aも活用したグループ拡大戦略を推進中。
10年後に連結売上高で3,000億円規模を目指す。
10月30日付で発表された2016年3月期第2四半期累計(2015年4月−9月期)の連結業績は、売上高が前年同期比17.2%増の42,105百万円、営業利益が同97.2%増の1,752百万円となり、半期ベースとしては過去最高業績を更新した。
調剤薬局事業の収益が大きく伸びたほか、医薬品等ネットワーク事業や賃貸・設備関連事業も増益に寄与した。
2016年3月期の業績は売上高が前期比13.0%増の85,353百万円、営業利益が同14.9%増の3,036百万円と期初計画を据え置いている。
調剤薬局事業における収益改善の持続性を見極めたいとしており、市場環境に大きな変化が無ければ第3四半期発表時点で上方修正される可能性が高いと弊社では見ている。
現在、進行中の中期3ヶ年計画では最終年度となる2018年3月期に売上高105,000百万円、営業利益4,000百万円を目標として掲げている。
医薬品ネットワーク加盟件数は前期末の1,200件から2,200件に、調剤薬局店舗数は同345店舗から500店舗に拡大していく計画で、滑り出しは順調に進んでいると言えよう。
調剤薬局業界では医療費の抑制を背景に、中小・中堅規模の経営環境が年々厳しくなっており、経営の効率化に向けたサービスを提供する医薬品等ネットワーク事業への加盟件数は今後も拡大していくと予想される。
一方、調剤薬局は引き続き主要都市部でのM&Aを進めていく。
また、国が推進する地域包括ケアシステムのなかで、医療、介護、予防機能を担う拠点として、調剤薬局の役割が今まで以上に重要になってくるとみており、これらニーズに対応した薬剤師等の教育研修を強化していくことで、他社との差別化を図っていく戦略だ。
■Check Point ・ネットワーク加盟店舗が順調に増加、昨年の落ち込みを取り戻す ・通期は期初予想を据え置くも保守的、上方修正の可能性も ・地域医療を支える企業として18年3月期の売上高1,050億円を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)