ナガイレーベン (T:7447)は国内シェア60%超を持つ医療白衣のトップメーカーである。
発表された2016年8月期第2四半期(2015年9月−2016年2月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.4%増の6,938百万円、営業利益が同4.9%減の1,709百万円、経常利益が同16.3%減の1,702百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.7%減の1,123百万円となった。
なお、計画比としては、売上高は1.3%増、営業利益は2.2%増、経常利益は0.2%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は0.8%減であった。
営業利益は前年同期比では減益であったが期初の計画は上回っており、第1四半期の出遅れを挽回した結果と言える。
業界環境や市場構造などに大きな変化はなく、想定の範囲内の結果であった。
進行中の2016年8月期の通期連結業績は、売上高が前期比2.2%増の16,500百万円、営業利益が同0.0%増の4,814百万円、経常利益が同4.3%減の4,869百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.3%増の3,237百万円と予想されている。
業界の環境などに大きな変化はないことなどから、通期の予想は期初予想と変わっていない。
また為替差益が発生しないとの前提から経常利益は減益予想であるが、期末の為替レートによっては増益になる可能性も残っている。
同社は2018年8月期に売上高17,500百万円、営業利益5,300百万円を目標とする中期経営計画を発表しているが、この目標は変わっていない。
海外生産の拡大や利幅の大きい高機能性商品の強化を通じ、この目標達成を図る考えだ。
同社は株主還元にも前向きである。
前期(2015年8月期)には通常の年間配当50円に加え、創業100周年の記念配当50円、公開買付けによる100万株(1,500百万円)の自社株買いを実施、この結果、前期の総還元性向(単体ベース)は153.8%に達したが、今期も年間配当50円、配当性向(同)50%以上を公約しており、株主還元に対する同社の姿勢は評価に値するだろう。
■Check Point ・ほぼ全国をカバーしているが西日本や海外市場のシェア拡大の可能性 ・主力のヘルスケアウェアは更新需要を獲得し、2Q累計で過去最高売上 ・高機能性・高付加価値商品の開発を積極的に進める (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
発表された2016年8月期第2四半期(2015年9月−2016年2月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.4%増の6,938百万円、営業利益が同4.9%減の1,709百万円、経常利益が同16.3%減の1,702百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.7%減の1,123百万円となった。
なお、計画比としては、売上高は1.3%増、営業利益は2.2%増、経常利益は0.2%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は0.8%減であった。
営業利益は前年同期比では減益であったが期初の計画は上回っており、第1四半期の出遅れを挽回した結果と言える。
業界環境や市場構造などに大きな変化はなく、想定の範囲内の結果であった。
進行中の2016年8月期の通期連結業績は、売上高が前期比2.2%増の16,500百万円、営業利益が同0.0%増の4,814百万円、経常利益が同4.3%減の4,869百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.3%増の3,237百万円と予想されている。
業界の環境などに大きな変化はないことなどから、通期の予想は期初予想と変わっていない。
また為替差益が発生しないとの前提から経常利益は減益予想であるが、期末の為替レートによっては増益になる可能性も残っている。
同社は2018年8月期に売上高17,500百万円、営業利益5,300百万円を目標とする中期経営計画を発表しているが、この目標は変わっていない。
海外生産の拡大や利幅の大きい高機能性商品の強化を通じ、この目標達成を図る考えだ。
同社は株主還元にも前向きである。
前期(2015年8月期)には通常の年間配当50円に加え、創業100周年の記念配当50円、公開買付けによる100万株(1,500百万円)の自社株買いを実施、この結果、前期の総還元性向(単体ベース)は153.8%に達したが、今期も年間配当50円、配当性向(同)50%以上を公約しており、株主還元に対する同社の姿勢は評価に値するだろう。
■Check Point ・ほぼ全国をカバーしているが西日本や海外市場のシェア拡大の可能性 ・主力のヘルスケアウェアは更新需要を獲得し、2Q累計で過去最高売上 ・高機能性・高付加価値商品の開発を積極的に進める (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)