[東京 14日 ロイター] - 松野博一官房長官は14日の臨時閣議後の会見で、日本時間の同日朝までに行われた20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議に関し、「物価動向について足元の動向を注視し、必要に応じ中銀のマンデートに沿って対応することが確認された」と述べた。
臨時閣議での衆院解散の決定については明言を控えた。
<持続可能な回復実現へ、日銀・各国政府当局と連携>
松野官房長官は、G20会議では「世界経済の回復は強固なペースを維持している一方、コロナ変異株が拡大する可能性など、下方リスクが存在することが確認された」と説明。物価動向については「G20の共同声明にある通り、足元の動向を注視し、必要に応じ中央銀行のマンデート(求められた役割・権能)に沿って対応することが確認されたものと承知している」と述べた。
その上で「金融政策は日銀において適切に運営されるものであり、政府としても日銀や各国政府当局と連携し、持続可能な回復を実現できるよう経済財政運営に万全を期したい」と語った。