今年第1四半期(1-3月)の中国高級車販売市場は、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツの独3強の後を追う第2グループの躍進が目立った。
中でも伸びが大きかったのは、フランスの自動車大手、シトロエンの新たな高級車ブランド「DS」。
4267台を売り上げて、前年同期比で40%も増えた。
現地化戦略が奏功している。
盖世汽車網が13日までに伝えた。
同じく現地化戦略を進めるキャデラックと日産・インフィニティの伸びも目立つ。
キャデラックは今年第1四半期に、中国販売が31.7%増の2万200台に拡大。
メーカー別高級車販売ランキングで昨年同期の7位から6位へと順位を上げている。
インフィニティは、28.8%増の7898台を販売した。
このほか、ポルシェが34.4%増の1万3300台と好調。
トヨタ・レクサスも2万1500台を売り、2ケタ増を達成している。
一方、トップを走る独3強の順位は変わらず。
同3社で、高級車上位10ブランドの販売合計の4分の3を占めた。
アウディが7.1%増の13万3300台を販売し、首位を維持。
2位はBMWで、「MINI」を合わせた販売台数は6.5%増の11万5000台だった。
メルセデス・ベンツは8万2600台で3位に甘んじたものの、前年同期と比べた伸び率は15.3%。
トップ3社の中で唯一の2ケタ成長を達成し、上位2社との差を一段と縮めた。
新車種の投入や、販売網の整備が奏功している。
【亜州IR】