ポータルサイトのYahoo! JAPANを運営するヤフー (TOKYO:4689)(以下Yahoo!JAPAN)は5月 29日、Eコマース世界最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ)と業務提携し、日 本の有力メーカー、有力小売業者を対象に、日中双方のEコマース事業を支援する サービスの提供に向けて、検討を開始したと発表した。
第1弾として、中国でEC事業の展開を検討している日本企業に対して、アリババグ ループが運営する中国最大のBtoC、ECモール「天猫(ティーモール)」「天猫国際 (ティーモールグローバル)」への出店で、料金、トラフィック(誘導)面での特別 な優遇プログラムを提供。
日本企業の中国市場進出を好条件で力強くサポートする。
またYahoo!JAPANでは、Yahoo!ショッピングなど国内のEコマース事業をますます成 長させるとともに、アリババグループと連携し、国内外を問わず、ボーダレスなビジ ネスを視野に入れた新しい取り組みを積極的に提案する構えだ。
中国本土からショッピング目的の訪日客が急増するなか、日本製品の人気は沸騰し、 需要も拡大を続けている。
この動きは今後も加速することが予想され、日本国内でも 中国向けのビジネス施策に注目が集まっている。
なかでもインターネット通販を活用 した“越境EC”は、中国の顧客が自国にいながら日本製品の購入が可能なため、さら に大きな成長の可能性が見込まれている。
Yahoo!JAPANでは、これを日本企業にとっ ての絶好の商機と捉え、同じソフトバンクグループの一員であるアリババグループと 連携し、インターネットを通じて日本企業の海外事業展開を全面的にサポートするこ とで、日本経済の活性化に貢献したい考えだ。
【亜州IR】