■事業概要
1. 意匠撚糸事業
意匠撚糸とは、糸の表面に色や形状の加工をし、特徴のある表情や風合い、装飾効果を持たせた糸素材であり、撚糸技術は、アパレル等の繊維製品の質感、肌触り、デザイン、耐久性などの品質・付加価値を左右する重要な要素技術である。
同事業では、意匠撚糸の仕入・卸売事業、横ニットに特化したOEM事業を行なっており、堀田丸正 (T:8105)及び子会社の堀田(上海)貿易有限公司が製造・販売している。
同事業は2019年3月期第2四半期累計で売上高の30.3%を占め、最大の利益を稼ぐ同社の中心事業である。
2019年3月期第2四半期累計では、コア事業の撚糸事業は順調であったが、国内アパレルからのニット製造依頼を受けるOEM事業の受注減により、売上高・営業利益ともに前年同期を下回った。
2. 和装事業
同事業では、呉服・宝飾・雑貨・和装小物を取り扱っている。
同社が企画及び販売するほか、子会社の吉利が卸売販売し、2019年3月期第2四半期累計で売上高の23.3%を占める。
いまだに売上高減少に歯止めがかかっていないが、前期来の構造改革効果により黒字転換を果たした。
3. 寝装事業
同事業では、寝装品及び葬祭関連ギフトの仕入・卸販売を、同社が企画及び卸売販売しており、2019年3月期第2四半期累計で売上高の8.4%を占める。
売上高はやや減少しているが、ギフトがけん引して、営業利益はおおむね過去3期の水準を維持している。
4. 洋装事業
同事業では、婦人服及びブラウス、ニット等の婦人用品と子供・ベビー用品等、洋装全般にわたり、自社商品及びNB(ナショナルブランド:製造するメーカーによるブランド)商品の仕入・卸売販売している。
同事業は2019年3月期第2四半期累計で売上高では38.0%を占める最大の部門であるが、営業損失を計上している。
婦人服老舗メーカーである馬里邑事業部で、第1四半期に実施した在庫圧縮施策に伴う、売上高減少及び粗利率低下が響いた。
同社にとっては、洋装事業の立て直しが喫緊の課題である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
1. 意匠撚糸事業
意匠撚糸とは、糸の表面に色や形状の加工をし、特徴のある表情や風合い、装飾効果を持たせた糸素材であり、撚糸技術は、アパレル等の繊維製品の質感、肌触り、デザイン、耐久性などの品質・付加価値を左右する重要な要素技術である。
同事業では、意匠撚糸の仕入・卸売事業、横ニットに特化したOEM事業を行なっており、堀田丸正 (T:8105)及び子会社の堀田(上海)貿易有限公司が製造・販売している。
同事業は2019年3月期第2四半期累計で売上高の30.3%を占め、最大の利益を稼ぐ同社の中心事業である。
2019年3月期第2四半期累計では、コア事業の撚糸事業は順調であったが、国内アパレルからのニット製造依頼を受けるOEM事業の受注減により、売上高・営業利益ともに前年同期を下回った。
2. 和装事業
同事業では、呉服・宝飾・雑貨・和装小物を取り扱っている。
同社が企画及び販売するほか、子会社の吉利が卸売販売し、2019年3月期第2四半期累計で売上高の23.3%を占める。
いまだに売上高減少に歯止めがかかっていないが、前期来の構造改革効果により黒字転換を果たした。
3. 寝装事業
同事業では、寝装品及び葬祭関連ギフトの仕入・卸販売を、同社が企画及び卸売販売しており、2019年3月期第2四半期累計で売上高の8.4%を占める。
売上高はやや減少しているが、ギフトがけん引して、営業利益はおおむね過去3期の水準を維持している。
4. 洋装事業
同事業では、婦人服及びブラウス、ニット等の婦人用品と子供・ベビー用品等、洋装全般にわたり、自社商品及びNB(ナショナルブランド:製造するメーカーによるブランド)商品の仕入・卸売販売している。
同事業は2019年3月期第2四半期累計で売上高では38.0%を占める最大の部門であるが、営業損失を計上している。
婦人服老舗メーカーである馬里邑事業部で、第1四半期に実施した在庫圧縮施策に伴う、売上高減少及び粗利率低下が響いた。
同社にとっては、洋装事業の立て直しが喫緊の課題である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)