(内容を追加します) [ニューヨーク 8日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 16994.22(+274.83) 前営業日終値 16719.39(‐272.52)
ナスダック総合 .IXIC 終値 4468.59(+83.39) 前営業日終値 4385.20(‐69.60)
S&P総合500種 .SPX 終値 1968.89(+33.79) 前営業日終値 1935.10(‐29.72)
8日の米国株式市場は、午後に公表された9月の連邦公開市場委員会(FOMC)議 事要旨で連邦準備理事会(FRB)が経済が耐えられるようになるまで利上げに踏み切ら ないことが確認され、大幅高で終了した。 FRBは「相当な期間」利上げを実施しない意向を示しているが、9月16ー17日 のFOMC議事録の中では、それが(ゼロ金利を維持する)コミットメントと受け止めら れ、(政策決定が)指標次第ではないと誤解される可能性があることに懸念を示した。
フォワードのジム・オドネル首席投資責任者(CIO)は「データ次第というのは、 FRBが市場関係者の頭に叩き込もうとしている点であり、FRBが早期に利上げするに は労働市場は依然として弱すぎる」と語った。 景気の成長ペースと関連が深いセクターがこの日の相場を主導した。S&P金融株指 数 .SPSY は1.8%上昇し、テクノロジー株指数 .SPLRCT も2%上がった。個別銘柄で はJPモルガン・チェース JPM.N が1.9%高、アップル AAPL.O が2.1%高だった 。
ダウ工業株30種 .DJI は274.83ドル(1.64%)高の1万6994.22 ドル。 ナスダック総合指数 .IXIC は83.39ポイント(1.90%)高の4468.5 9。 S&P総合500種 .SPX は33.79ポイント(1.75%)高の1968.89 。
S&P500種構成企業のうち下落はわずか21銘柄にとどまり、投資家の不安心理 の度合いを示すとされるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ・イン デックス(VIX指数)は12.2%低下し、15.11となった。 この日はS&P総合500種とナスダック指数が1日の上昇としては2013年10 月以来の大きさとなった。ダウ平均は昨年12月以来の上げとなった。 出来高は堅調で、BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合 計出来高は約84億株。今月の平均である71億9000万株を上回った。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ2474で下げ608(比率は4.07 対1)、ナスダックが上げ1917で下げ772(2.48対1)だった。