[ロンドン 19日 ロイター] - インド自動車大手タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)は19日、今後5年間で電気自動車(EV)に150億ポンド(190億ドル)を投資する方針を発表した。2025年に電気自動車(EV)の新型「ジャガー」を投入、ライバル勢より遅れているEV事業を強化する。
JLRは21年初めに、25年までに全車両を電動化すると表明した。だが19日の発表では、ガソリンエンジン車の生産終了時期には言及しなかった。同社は以前、電動化に年間25億ポンドを投じる方針を示していた。
特に競争が加速するとともに値下げ圧力が強まっている中国では、自動車メーカーに電動化を早めるよう求める圧力が増している。
JLRは18年にEV「I─Pace(アイ・ペース)」を発表して好評を博したが、その後は新型EVの投入は行っていない。
また「レンジ・ローバー」ブランドの電動SUV(スポーツタイプ多目的車)も25年に投入する計画で、年内に受注を開始するという。