■NY株式:NYダウは330ドル高、非常に値動きの荒い展開
9日の米国株式相場は上昇。
ダウ平均は330.44ドル高の24190.90、ナスダックは97.33ポイント高の6874.49で取引を終了した。
トランプ大統領が2年間の予算合意に署名し政府機関の閉鎖が解消されたほか、昨日の大幅下落を受けた買い戻しから買いが先行。
しかし、アジア・欧州株が全面安となったほか、長期金利や株式相場の変動率の上昇が嫌気され急落した。
その後、大幅安から切り返すなど非常に値動きの荒い展開となり、引けにかけて大きく上昇した。
セクター別では、半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが上昇する一方で運輸や食品・生活必需品小売が下落した。
半導体のエヌビディア(NVDA)は決算内容が好感され堅調推移。
玩具メーカーのマテル(MAT)は新たな会長を指名し、上昇。
一方で、運輸・宅配のフェデックス(FDX)やユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)はネット小売のアマゾン(AMZN)による物流事業への参入が報じられ下落。
旅行予約サイトのエクスペディア(EXPE)は一株利益が前年同期比で30%減少し、大幅下落。
旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)も連れ安となった。
株式市場の混乱は収束しておらず、引き続き変動率の低下に賭けるポジション解消の影響で、少なくとも来週金曜日のオプション・先物の決済日までは値動きの大きな展開が続きそうだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米政府機関一時閉鎖解消や黒田総裁続投も株式相場の混乱でリスクオフ
9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円25銭まで上昇後、108円05銭まで下落し、108円80銭で引けた。
米議会が暫定予算を含んだ2年間の予算合意を可決しトランプ大統領の署名で一時的な政府機関閉鎖を解消したことを受けた円売り、日本政府が日銀総裁に黒田氏を再任するとの報道で、日本の異例な緩和策が維持されるとの見方が強まりいったん円売りに拍車がかかった。
その後、株式相場が大きく下げると、米債利回りも低下に転じ、ドル売り、リスク回避の円買いが加速。
引けにかけた株式相場の回復で下げどまった。
ユーロ・ドルは、1.2280ドルから1.2206ドルまで下落し、1.2245ドルで引けた。
ユーロ・円は、133円95銭から131円99銭へ下落。
ポンド・ドルは、1.3842ドルから1.3765ドルへ下落した。
ドル・スイスは、0.9358フランから0.9409フランまで上昇した。
■NY原油:大幅続落で59.20ドル、米国内の原油供給増加が嫌気される
NY原油先物3月限は大幅続落(NYMEX原油3月限終値:59.20 ↓1.95)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比−1.95ドルの59.20ドルで取引を終えた。
一時58.07ドルまで下落した。
米国内の原油供給増加に対する警戒感が高まっており、1バレル=60ドル割れで短期筋などのストップロスが執行されたようだ。
また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが9日発表した国内の石油掘削リグ稼働数が前週比+26基の791基となり、2017年1月以来の増加幅となったことも嫌気された。
9日の米国株式は結果的には大幅反発で終わったが、乱高下したことから、原油先物に対する支援材料にはならなかったようだ。
なお、WTI先物4月限の清算値は前日比-1.95ドルの58.99ドル。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.33ドル +0.59ドル(+1.98%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.14ドル +0.35ドル(+0.68%)
ゴールドマン・サックス(GS)249.30ドル +2.95ドル(+1.20%)
インテル(INTC) 43.95ドル +1.20ドル(+2.81%)
アップル(AAPL) 156.41ドル +1.26ドル(+0.81%)
アルファベット(GOOG) 1037.78ドル +36.26ドル(+3.62%)
フェイスブック(FB) 176.11ドル +4.53ドル(+2.64%)
キャタピラー(CAT) 149.21ドル +3.22ドル(+2.21%)
アルコア(AA) 45.92ドル -0.06ドル(-0.13%)
ウォルマート(WMT) 99.37ドル -0.65ドル(-0.65%)
スプリント(S) 5.30ドル -0.07ドル(-1.30%)
9日の米国株式相場は上昇。
ダウ平均は330.44ドル高の24190.90、ナスダックは97.33ポイント高の6874.49で取引を終了した。
トランプ大統領が2年間の予算合意に署名し政府機関の閉鎖が解消されたほか、昨日の大幅下落を受けた買い戻しから買いが先行。
しかし、アジア・欧州株が全面安となったほか、長期金利や株式相場の変動率の上昇が嫌気され急落した。
その後、大幅安から切り返すなど非常に値動きの荒い展開となり、引けにかけて大きく上昇した。
セクター別では、半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが上昇する一方で運輸や食品・生活必需品小売が下落した。
半導体のエヌビディア(NVDA)は決算内容が好感され堅調推移。
玩具メーカーのマテル(MAT)は新たな会長を指名し、上昇。
一方で、運輸・宅配のフェデックス(FDX)やユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)はネット小売のアマゾン(AMZN)による物流事業への参入が報じられ下落。
旅行予約サイトのエクスペディア(EXPE)は一株利益が前年同期比で30%減少し、大幅下落。
旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)も連れ安となった。
株式市場の混乱は収束しておらず、引き続き変動率の低下に賭けるポジション解消の影響で、少なくとも来週金曜日のオプション・先物の決済日までは値動きの大きな展開が続きそうだ。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米政府機関一時閉鎖解消や黒田総裁続投も株式相場の混乱でリスクオフ
9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円25銭まで上昇後、108円05銭まで下落し、108円80銭で引けた。
米議会が暫定予算を含んだ2年間の予算合意を可決しトランプ大統領の署名で一時的な政府機関閉鎖を解消したことを受けた円売り、日本政府が日銀総裁に黒田氏を再任するとの報道で、日本の異例な緩和策が維持されるとの見方が強まりいったん円売りに拍車がかかった。
その後、株式相場が大きく下げると、米債利回りも低下に転じ、ドル売り、リスク回避の円買いが加速。
引けにかけた株式相場の回復で下げどまった。
ユーロ・ドルは、1.2280ドルから1.2206ドルまで下落し、1.2245ドルで引けた。
ユーロ・円は、133円95銭から131円99銭へ下落。
ポンド・ドルは、1.3842ドルから1.3765ドルへ下落した。
ドル・スイスは、0.9358フランから0.9409フランまで上昇した。
■NY原油:大幅続落で59.20ドル、米国内の原油供給増加が嫌気される
NY原油先物3月限は大幅続落(NYMEX原油3月限終値:59.20 ↓1.95)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比−1.95ドルの59.20ドルで取引を終えた。
一時58.07ドルまで下落した。
米国内の原油供給増加に対する警戒感が高まっており、1バレル=60ドル割れで短期筋などのストップロスが執行されたようだ。
また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが9日発表した国内の石油掘削リグ稼働数が前週比+26基の791基となり、2017年1月以来の増加幅となったことも嫌気された。
9日の米国株式は結果的には大幅反発で終わったが、乱高下したことから、原油先物に対する支援材料にはならなかったようだ。
なお、WTI先物4月限の清算値は前日比-1.95ドルの58.99ドル。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.33ドル +0.59ドル(+1.98%)
モルガン・スタンレー(MS) 52.14ドル +0.35ドル(+0.68%)
ゴールドマン・サックス(GS)249.30ドル +2.95ドル(+1.20%)
インテル(INTC) 43.95ドル +1.20ドル(+2.81%)
アップル(AAPL) 156.41ドル +1.26ドル(+0.81%)
アルファベット(GOOG) 1037.78ドル +36.26ドル(+3.62%)
フェイスブック(FB) 176.11ドル +4.53ドル(+2.64%)
キャタピラー(CAT) 149.21ドル +3.22ドル(+2.21%)
アルコア(AA) 45.92ドル -0.06ドル(-0.13%)
ウォルマート(WMT) 99.37ドル -0.65ドル(-0.65%)
スプリント(S) 5.30ドル -0.07ドル(-1.30%)