12日の中国本土市場は小幅に値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比1.34ポイント(0.04%)安の3188.63ポイントと続落した。
上海A株指数も下落し、1.42ポイント(0.04%)安の3339.80ポイントで取引を終えている。
主要経済指標の発表を前に、様子見ムードが強まる流れ。
中国では来週にかけ、3月の重要経済統計(12日に貿易統計、15日までに金融統計、17日に鉱工業生産や小売売上高など)や、第1四半期GDP成長率(17日)が相次いで公表される予定だ。
なお、引け近くに公表された輸出入統計では、輸出の伸びが大幅に上振れ。
指数はプラス圏に浮上したものの、程なく失速した。
輸入が予想外のマイナス成長に落ち込むなか、内需の弱さが連想された。
業種別では、消費関連がさえない。
メンズウエア販売チェーンの海瀾之家(600398/SH)が1.4%、白物家電最大手の青島海爾(青島ハイアール:600690/SH)が1.3%安、白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.2%安で引けた。
自動車株も安い。
長城汽車(601633/SH)が4.3%、上海汽車集団(600104/SH)が2.4%ずつ下落した。
不動産株、医薬品株、非鉄株、保険株なども売られている。
半面、発電株はしっかり。
華能国際電力(600011/SH)が2.5%上昇した。
メディア関連株、交通インフラ株、ハイテク株の一角も物色されている。
一方、外貨建てB株の相場はまちまち。
上海B株指数が0.48ポイント(0.15%)高の313.25ポイント、深センB株指数が0.37ポイント(0.04%)安の1062.26ポイントで終了した。
【亜州IR】