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米国株見通し:日本株高、欧州株高を好感か

発行済 2016-09-21 20:15
更新済 2016-09-21 20:33
米国株見通し:日本株高、欧州株高を好感か
S&P500先物 2139.00(+8.00) (18:25現在)
ナスダック100先物 4821.75(+23.50) (18:25現在)

18:25時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。


20日の米株式市場は小幅に上昇。
欧州株高の流れを受けて買いが先行。
その後は8月住宅着工・建設許可件数が予想を下振れたほか、日銀の金融政策決定会合、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から上値の重い展開。


グローベックスの米株先物は小じっかりに推移している。
また、欧州市場は全般買いが先行しており、ユーロストックが0.77%高、ドイツDAXが0.82%高、イタリアFTSE MBは1.13%高で推移している。
日本の金融政策の枠組み変更で日本株が買われており、これが材料視されよう。


いよいよFOMCの結果が注目されるが、FRBに対しては、これまでの米指標やFRB幹部らの講演内容を総合すれば、イエレンFRB議長が9月に利上げに踏み切る可能性は低く、サプライズはないとの見方が市場コンセンサスである。
若干サプライズが出てくるとなると、12月利上げにより含みを持たすことになる。
もっとも、年内利上げについては依然として根強い状況。


また、共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏が米連邦準備制度理事会(FRB)や他国の中央銀行の金融緩和政策を批判したと米紙WSJが報じている。
金融緩和政策による低金利は預金者に不利益をもたらすと指摘。
また、低金利はゾンビ状態にある廃業すべき企業や銀行を持続させ、資本がよりふさわしい急成長企業に再分配されるのを制限してしまいかねないと、指摘している。
トランプ大統領が現実味となるなか、年内利上げを織り込む展開にも。


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