[シドニー 19日 ロイター] - オーストラリア統計局が発表した1月の小売売上高(速報値)は前月比0.6%増となり、市場予想の2.0%増を下回った。ブリスベンで実施された新型コロナウイルス感染抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)の影響で、外出を控える動きが継続している。
ただ、売り上げ金額は305億4000万豪ドル(237億3000万ドル)に及び、パンデミック(世界的な大流行)前だった前年同月を10.7%上回った。
人口3位のクイーンズランド州は1.5%減となった。州都ブリスベンでのロックダウン実施を受けて、衣服や靴の販売、百貨店売り上げなどが不振だった。
このところ小売売上高は振れ幅の大きい展開が続いている。オンライン販売でセールが行われた11月は7.1%急増する一方、12月は4.1%減となっていた。