1日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円61銭から107円00銭まで下落して引けた。
米国の3月ADP雇用統計が2017年9月来で初めての雇用減少に落ち込んだほか、米3月ISM製造業景況指数も50を割り込み活動の縮小を示したため景気後退を織り込むドル売りが優勢となった。
さらに、トランプ政権が新型ウイルス蔓延が今後2週間で一段と深刻化する可能性を警告したため投資家心理が悪化しリスク回避の円買いも強まった。
ユーロ・ドルは、1.0942ドルから1.0903ドルまで下落して引けた。
域内の製造業PMIが軒並み落ち込んだことを嫌気したユーロ売りが継続した。
ユーロ・円は117円67銭から116円94銭まで下落した。
ポンド・ドルは1.2358ドルから1.2439ドルまで上昇。
ドル・スイスは0.9656フランから0.9691フランまで上昇した。
[経済指標]・米・3月ADP雇用統計:前月比-2.7万人(予想:-15.0万人、2月:+17.9万人←+18.3万人)・米・3月製造業PMI改定値:48.5(予想:48.0、速報値:49.2)・米・3月ISM製造業景況指数:49.1(予想:44.5、2月:50.1)・米・2月建設支出:前月比‐1.3%(予想:+0.6%、1月:+2.8%←+1.8%)