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重要イベント通過で機関投資家は本格的な休暇モードに

発行済 2015-12-18 08:35
更新済 2015-12-18 09:00
重要イベント通過で機関投資家は本格的な休暇モードに
 18日の東京市場は利食い優勢の展開になろう。
17日の米国市場ではNYダウが253ドル安となり、前日の上昇部分を帳消しにしている。
FOMC(連邦公開市場委員会)での利上げ決定後の大幅上昇に対する利益確定の売りが先行する中、原油先物価格が再び35ドルを割り込んだことが嫌気されている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の19230円となり、これにさや寄せする格好から、利益確定の流れが先行することになりそうだ。
 売り一巡後は日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなる。
もっとも追加緩和は無いとの見方が大勢であり、市場では米欧の政策を見極めたうえで、1月に追加緩和に踏み切るとの見方が出ている。
そのため現状維持としても、嫌気売りにつながることはない。
 とはいえ、重要イベントが通過したことにより、機関投資家は本格的な休暇に入ると考えられ、より市場参加者が限られる中で、短期的な売買が中心になりやすい。
中小型株などの値動きをみても、引けにかけて値を消す銘柄も少なくない。
日中のトレードが中心となるため、方向感も掴みづらくなりそうだ。

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