■中長期の成長戦略
1. 2017年〜2019年・3ヶ年ローリング中期経営計画の概要
ダイナック (T:2675)は毎年、3ヶ年のローリング中計を策定し取り組んでいる。
同社が2016年2月に発表した2016年12月期−2018年12月期の3ヶ年中期経営計画では、それまでの“基盤強化フェーズ”との位置付けから“成長フェーズ”へと一段階フェーズが進化したことを明確にうたい、成長への強い意欲を明確にした。
2017年2月に発表した今回の2017年12月期〜2019年12月期の新3ヶ年中期経営計画でもその基本的な路線は維持されており、同社にとってはこの中期経営計画を着実にやり遂げることが成長戦略ということになる。
2017年12月期からの新中期経営計画では、事業環境について2016年12月期までの実情を踏まえて一段と厳しい認識を前提としている点をこれまでとの違いとして挙げることができる。
そうした厳しい事業環境にあっても、同社が目指す経営ビジョンは昨年度までと同じく、『すべてのステークホルダーから“選ばれる”ブランドへ』というものであり、この点にはまったくブレがない。
同社は、商品・技術・サービスのすべてにおいて最高品質を追求することと、株主・顧客・従業員のすべてのステークホルダーのロイヤリティ確立を目指すことの2つを通じてこの経営ビジョン、ひいては持続的な成長のための収益基盤の実現を目指している。
この中期経営ビジョンの実現に向けては、後に詳述するように、事業ポートフォリオや人財力、創業以来59年の実績、サントリーグループの信用力・ブランド力など、同社が有する強みを最大限に生かして行く方針だ。
以上のような経営ビジョン及び経営施策の実現を通じて同社では、最終年度の2019年12月期において、売上高39,400百万円、経常利益1,230百万円、経常利益率3.1%の達成を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
1. 2017年〜2019年・3ヶ年ローリング中期経営計画の概要
ダイナック (T:2675)は毎年、3ヶ年のローリング中計を策定し取り組んでいる。
同社が2016年2月に発表した2016年12月期−2018年12月期の3ヶ年中期経営計画では、それまでの“基盤強化フェーズ”との位置付けから“成長フェーズ”へと一段階フェーズが進化したことを明確にうたい、成長への強い意欲を明確にした。
2017年2月に発表した今回の2017年12月期〜2019年12月期の新3ヶ年中期経営計画でもその基本的な路線は維持されており、同社にとってはこの中期経営計画を着実にやり遂げることが成長戦略ということになる。
2017年12月期からの新中期経営計画では、事業環境について2016年12月期までの実情を踏まえて一段と厳しい認識を前提としている点をこれまでとの違いとして挙げることができる。
そうした厳しい事業環境にあっても、同社が目指す経営ビジョンは昨年度までと同じく、『すべてのステークホルダーから“選ばれる”ブランドへ』というものであり、この点にはまったくブレがない。
同社は、商品・技術・サービスのすべてにおいて最高品質を追求することと、株主・顧客・従業員のすべてのステークホルダーのロイヤリティ確立を目指すことの2つを通じてこの経営ビジョン、ひいては持続的な成長のための収益基盤の実現を目指している。
この中期経営ビジョンの実現に向けては、後に詳述するように、事業ポートフォリオや人財力、創業以来59年の実績、サントリーグループの信用力・ブランド力など、同社が有する強みを最大限に生かして行く方針だ。
以上のような経営ビジョン及び経営施策の実現を通じて同社では、最終年度の2019年12月期において、売上高39,400百万円、経常利益1,230百万円、経常利益率3.1%の達成を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)