🤑 これ以上お求めやすくはなりません。この60%引きのブラックフライデーセールをどうぞお見逃しなく…特別セールを請求する

ナガイレーベン Research Memo(7):事業環境は当面は追い風

発行済 2015-07-29 17:15
更新済 2015-07-29 17:33
ナガイレーベン Research Memo(7):事業環境は当面は追い風
7447
-
■中期経営計画と今後の展望 (2)今後の事業戦略 ナガイレーベン (TOKYO:7447)を取り巻く事業環境は、当面は追い風と言える。
厚生労働省が発表した資料によれば、看護職員数は2012年の154万人から2025年には最大で206万人に増加すると予測されている。
さらに介護職員数も2012年の149万人から2025年には249万人と予測されている。
このような事業環境の中で、同社は以下のような戦略によって中期的な成長を達成していく計画だ。
●患者・手術等の周辺市場の拡大 同社は主力のヘルスウェアでは既に高いシェアを維持しており、安定的な更新需要が期待できる。
一方で患者ウェア、手術ウェアなどの周辺市場は開拓の余地が残されている。
今後は新製品の投入などにより、これらの周辺市場の拡大に注力していく方針だ。
●西日本エリアのシェアアップ 地域別では、東日本地区で高いシェアを維持しているが、中部日本・西日本地区でのシェアは相対的に低い。
言い換えれば、これらの地区では一段のシェアアップが可能である。
シェア拡大に向け、単なる営業攻勢だけでなく、高機能性商品や新製品の投入を積極的に行っていく。
●高機能性商品の開発・販売 同社が既に強い市場では付加価値向上のために、また、シェアアップを狙う市場においては営業戦略の武器として、高機能性・高付加価値商品の開発を積極的に進める。
これを実行するために、素材メーカーや商社との取り組み(コラボレーション)を強化する一方で、顧客満足度を高めるために「QR(Quick Response)」生産体制を一段とブラッシュアップしていく方針だ。
●売上総利益率の改善 過去20年間で同社の売上総利益率は約12ポイント改善(35%前後→47%前後)した。
今後も同様のペースで利益率を改善することは容易ではないが、同社では主に以下のような施策によって利益率の更なる改善を目指している。
1つ目は海外生産比率の拡大だ。
現在の海外生産比率は45.2%と、その他アパレルメーカーに比べて低い水準にある。
海外生産比率をさらにアップさせる余地は大きく、海外生産を増やすことで利益率の向上を図ることが可能である。
ただ、国内生産を一気に海外生産へシフトするのではなく、国内での生産量を維持したまま、増収分を海外で生産していく方針である。
なお、2014年2月には、インドネシア中部ジャワ島で建設中だった新工場が稼働を開始、2015年末までに従来の海外生産地ジャカルタからのシフトを完了する予定。
2つ目の利益率改善策は、高付加価値製品の開発だ。
高機能性商品など利幅の大きい製品の売上比率が高まれば、全体の売上総利益率も改善していくことになる。
さらにまだ正式には発表されていないが、新市場の開拓も進めつつあり、将来的には新市場(新製品)も利益率の改善に寄与する計画だ。
また円安は利益率を悪化させる大きな要因の1つだが、この対策としては積極的な先物予約によって為替変動を平準化させる一方で、ドル現物預金によって可能な限りヘッジする方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます