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UPDATE1: 東京株式市場・大引け=7日続伸、先物主導で後場一段高

発行済 2011-07-06 15:44
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日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNIU1:>

終値 10082.48 (+110.02) 終値 10080(+120)

寄り付き 9987.25 寄り付き 9990

安値/高値 9967.87─10082.48 安値/高値 9970─10090

出来高(万株) 185739 出来高(単位) 37275

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 [東京 6日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は高値引けし7日続伸。2009

年7月中旬以来の連日上昇となった。前日の米国株式市場がほぼ横ばいで手掛かり難のな

か、日本株はこのところの堅調地合いを引き継ぎ底堅い展開。アジア勢や欧州勢が主力株

買いに動く一方で、国内勢は売りを出しているという。日経平均は1万円を挟んで一進一

退が続いたが、後場半ばから先物主導で一段高となり、3月以来の高値圏を回復した。

 東証1部騰落数は値上がり1085銘柄に対し値下がり401銘柄、変わらずが187

銘柄。東証1部の売買代金は1兆2485億円。

 5日の米国株式市場は前週の大幅上昇から一服。主要株価指数もまちまちでナスダック

総合指数<.IXIC>は上昇したが、ダウ工業株30種<.DJI>とS&P総合500種<.SPX>は

下落した。手掛かり難のなか、東京市場はギリシャのデフォルト懸念の後退や日本経済の

今後の回復期待、円高一服感などを背景とした足元の堅調地合いを引き継ぎ、底堅い値動

きとなった。

 序盤は鉱業や商社など資源関連株が買われる一方、前日まで相場を押し上げていた銀行

や証券などの金融株が売られた。邦銀系の株式トレーダーによると、序盤からアジア勢や

欧州リアルマネーによる主力株買いがみられる一方、国内機関投資家が上値で売りを出し

ているという。日本株の短期的な過熱感もあり上値の重い展開が続いた。

 ただ後場半ばから日経平均先物に200─300枚の大口買いが観測され、上値指向を

強めた。大手証券の株式トレーダーは前場から底堅い値動きが続いていたところに海外短

期筋とみられる先物買いが入ったという。日経平均は5月2日に付けた1万0017円4

7銭を上抜け、3月14日以来の高値圏に上昇した。

 日経平均は6日までで7営業日続伸となり、2009年7月14日─27日の9営業日

続伸以来となる連日上昇となった。

 個別銘柄では不二越<6474.T>が後場一段高となった。前引け後に2011年11月期連

結業績予想の上方修正を発表したことが材料視された。中国など新興国市場の堅調推移や

コストダウン活動が寄与したという。市場では「不二越の好業績が明らかとなったことで

ファナックなど機械株が物色されやすい」(準大手証券)との声が聞かれた。

 半面、ローソン<2651.T>には売りが続いた。同社の新浪剛史社長は6月20日のロイタ

ーサミットで、夏場の天候や下期の動向を見通したうえで、中間期にも2012年2月期

業績見通しの上方修正に踏み切るかどうか判断するとしていが、前日引け後、2012年

2月期決算見通しを据え置くと発表した。ローソン株は終値ベースでみると、6月20日

は4075円だったが期待感から買いが続き、7月5日には4250円に上昇していた。

 一方、ポルトガル国債の格付けを「Baa1」から投機的等級の「Ba2」に4段階引

き下げた5日のムーディーズ・インベスターズ・サービスの発表で、海外市場ではリスク

回避の動きが若干強まったが、東京市場への影響は限定的。東海東京調査センター・シニ

アストラテジストの柴田秀樹氏は、ポルトガル債務問題について「今後ボディブローのよ

うに効いてくるだろうが、同国の債務問題は市場の射程圏内であり、大きな反応にはなっ

ていない」と述べた。

 (ロイターニュース 杉山容俊)

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