(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6054.55(+51.63)
前営業日終値 6002.92(‐21.11)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7471.44(+40.25)
前営業日終値 7431.19(‐ 8.25)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3979.96(+18.62)
前営業日終値 3961.34(‐17.49)
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<ロンドン株式市場> 反発。6月のADP全米雇用報告など雇用関連指標の改善を受
けて米経済が第2・四半期に入り勢いを増すとの期待感が広がり、商品株主導で上昇した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値としては5月5日以来、2カ月ぶりの高値と
なった。
北海ブレント原油先物
か、鉱山株も値を上げた。
ギリシャの債務問題への懸念でこのところ売られていた銀行株<.FTNMX8350>は、ポルト
ガル国債に関するトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言を受け買いが入った。同総
裁は資金供給オペ担保の最低格付け基準をポルトガル国債に適用することを停止すると述
べた。
<欧州株式市場> 反発。6月のADP全米雇用報告など雇用関連指標の改善を受けて
米経済の景気回復に期待感が広がった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.57ポイント(0.41%)高
の1123.32で、6月上旬以来、5週ぶりの高値水準となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は11.88ポイント(0.42%)高
の2844.51。
ただ、不動産セクターなどがさえず終盤には上げ幅が縮小した。STOXX欧州600
不動産株<.SX86P>は1.2%低下し、不動産会社ハマーソン
りとなった。
銀行株は、ポルトガル国債への最低格付け基準適用を見合わせるとしたトリシェ欧州中
央銀行(ECB)総裁の発言を受けて一時上昇したものの、その後下落。
イタリアのウニクレディト
<.SX7P>は0.5%、トムソンロイターのユーロ圏周辺国銀行株指数<.TRXFLDPIPUBANK>は
0.7%それぞれ下落した。
値上がりが目立ったのはハイテク株で、STOXX欧州600ハイテク株指数<.SX8P>
は2.4%上昇。ASML
「バイ」に引き上げたことが好感され3.6%高となった。
KBCセキュリティーズのエコノミスト、コーエン・デルース氏は「下半期の景気回復
を示唆する経済指標が出るたびに株価は上昇している」と話す。
朝方に発表された新規失業保険週間申請件数やADP全米雇用報告が良好だったことを
受け、投資家の間でリスク選好が高まっており、8日に発表される雇用統計に注目が集ま
っている。
投資家のリスク警戒感を示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は
1.6%低下した。
[東京 8日 ロイター]