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UPDATE1: 東京株式市場・大引け=3日ぶり反発、押し目買いやアジアマネー流入で底堅さ維持

発行済 2011-07-13 15:48

日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNIU1:>

終値   9963.14 (+37.22) 終値   9950 (+30)

寄り付き 9891.11 寄り付き 9890

安値/高値 9887.33─9979.67 安値/高値 9880─9980

出来高(万株) 175194 出来高(単位) 41053

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 [東京 13日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発した。欧州の

債務危機問題を背景とする欧米株安や円高を受け、朝方の東京市場は売り先行。ただ、前

週までの急ピッチな上昇過程で買い遅れた投資家による押し目買いが指摘されたほか、急

激な円高進行に伴って当局による為替介入期待が強まったことも買いを支援したといい、

プラス圏に切り返した。市場では欧州勢の売りに対し、中国を中心としたアジア勢の買い

や先物買いが観測され、全般は堅調に推移。ただ、欧州財務不安から様子見姿勢は崩して

いない、との声も聞かれている。

 東証1部騰落数は値上がり932銘柄に対し値下がり571銘柄、変わらずが168銘

柄。東証1部の売買代金は1兆0849億円。

 12日の米国株式市場は3営業日続落。欧州債務危機をめぐる懸念が広がったほか、ハ

イテク企業の決算がさえず、買い材料に乏しい展開となった。リスク回避の動きを背景に

朝方の外為市場でドル/円が一時78円半ばまで円高に進んだことから、東京市場も序盤

は主力輸出株を中心に売りが強まった。

 ただ寄り後はすぐに切り返し日経平均はプラス圏に浮上した。日本株は前週まで上昇ピ

ッチが速く「買い遅れた投資家も多い」(大手証券の株式トレーダー)とされ、そうした

買いが下値で入ったという。外資系証券トレーダーによればコア銘柄に欧州勢の売りが観

測される一方、中国をはじめとするアジア勢の買いが指摘されたほか、日経平均先物への

買いも指数上昇を支えたという。

 為替介入への警戒感も日本株の底堅さにつながった。ベイビュー・アセット・マネジメ

ント・運用第一部長の佐久間康郎氏は「ドルが80円を割り込み震災後の為替介入時と近

い水準になったため、為替介入が警戒され日本株を売り込みづらい」と指摘した。また日

銀が12日に指数連動型上場投資信託受益権(ETF)を約1カ月ぶりに221億円購入

したことを受け、ETF買い入れに対する期待感も下支えした。

 引き続き薄商いとなったが、全般は堅調だった。個人投資家の押し目買いとみられる小

口注文が継続しているとの見方があったほか、「TOPIX型に買いが入っている可能性

がある」(ソシエテ・ジェネラル証券グローバル・エクイティ部長の久保昌弘氏)との指

摘が聞かれた。ただ「欧州財務不安がくすぶり主要な投資家は様子見姿勢を崩していない

」(準大手証券トレーダー)といい、上値も限定された。

 東京証券取引所が発表している空売り集計によると空売り比率(10日平均)が6月中

旬の28%台から直近では23%台に低下した。日本株の底堅さが意識され空売りしづら

いという。

 立花証券・執行役員の平野憲一氏は「日本株の底値の堅さから売り方がさほど儲からず

売りにくい地合いになりつつある。直近の急ピッチの上昇も空売り筋の買い戻しが主体

」という。一方で「空売り比率の低下は将来の買い戻しエネルギーの低下にもつながり、

ある程度買い戻しが進んだとの見方もできる」と指摘した。

 個別銘柄では三菱商事<8058.T>、三井物産<8031.T>など商社株が堅調だった。クレディ

・スイス証券が12日付リポートで大手総合商社5社の投資判断をいずれも「アウトパフ

ォーム」としてカバー開始。「資源価格が再上昇しなくても、業績は会社計画を上振れる

可能性が高い」と指摘した。

 市場では「商品市況の下落や新興国の景気減速懸念などを過度に織り込んだ。円高進展

で輸出株が買いにくくなる一方で、商社株はバリューション面での割安感が際立ち、見直

し買いにつながっている」(大手証券エクイティ部)という。

 また後場はファナック<6954.T>、コマツ<6301.T>、ユニ・チャーム<8113.T>などの中国

関連株が買われた。中国国家統計局が13日に発表した2011年第2・四半期の国内総

生産(GDP)伸び率が前年比9.5%となり、市場予想の9.4%を上回ったことで買

いが向かったとみられている。

 (ロイターニュース 杉山容俊)

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