上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
大引け 2820.169 9.725高 1273.2億元(上海A株)
高値 2821.339
安値 2794.159
前場終値 2809.378 1.066安 672.2億元(上海A株)
寄り付き 2803.585 6.859安
前営業日終値 2810.444 14.968高 1252.1億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
大引け 21875.38 64.82安 607.3億香港ドル
高値 21974.57
安値 21774.95
前場終値 21883.89 56.31安 326.0億香港ドル
寄り付き 21872.56 67.64安
前営業日終値 21940.20 13.32高 618.0億香港ドル
--------------------------------------------------------------------------------
[香港/上海 15日 ロイター] 中国株式市場は続伸。当局の新たな不動産市場抑
制策を受け、時価総額の大きい不動産株が売られるなか、建設株が相場を支えた。
中国国務院は14日、住宅購入に関する規制の対象都市を拡大することなどを発表し
た。
上海総合指数<.SSEC>終値は9.725ポイント(0.35%)高の2820.169。
5月下旬以来の高値となった。
指数は今週1週間では0.8%上昇した。4週連続での上昇だった。
不動産市場抑制策を受けて、大型の不動産株は下落したものの、アナリストは、中国の
力強いファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が引き続き、投資家の楽観的見方を支え
たと指摘している。湘財証券のシニアアナリスト、Cheng Yi氏は「最近の指標では国内の
ファンダメンタルズが良好であることが示されており、今のところ、ネガティブなニュー
スが、パニック的な売りを引き起こすことはないだろう」とみている。
売上高で中国最大手のディベロッパーである万科企業<000002.SZ>は、1.8%下落し
た。保利房地産<600048.SS>は2.8%安で終了。
香港市場は反落。中国の住宅投機抑制策を受け、本土系不動産株が軟調となった。
ハンセン指数<.HSI>終値は64.82ポイント(0.30%)安の2万1875.38。
ハンセン指数はこの1週間では3.8%安となり、下落率は3月以来の大きさだった。
指数が週間ベースでマイナスとなるのは4週間ぶり。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>は60.89ポイント(0.49%)安
の1万2266.32で引けた。
不動産開発の中国海外発展(チャイナオーバーシーズランド)<0688.HK>と華潤置地
<1109.HK>が下落し、ハンセン指数を圧迫した。
中国海外発展は5%近く下落し、華潤置地はおよそ3%安で引けた。
中国農業銀行<1288.HK><601288.SS>株に対する主要株主のロックアップ期間が終了し
た。香港市場では0.25%安で取引を終えた。敦沛証券は、中国の銀行株への強い需要
などを踏まえると、18日の市場で農業銀行が売り込まれることはないとの見方を示した。