オンコリスバイオファーマ (T:4588)は2日、がんのウイルス療法テロメライシンの戦略的な方針変更、および資金使途変更を発表した。
同社は2004年の創業以来がんのウイルス療法テロメライシンの研究開発を進めてきており、現在、テロメライシンの開発・製造・販売に関する独占的な権利はオプション契約を含めると全世界で導出が完了。
また、薬事面でもテロメライシンの実用化に向けた準備を開始しており、今後の新たな成長に向けた活動を加速するために、これまで進めてきたテロメライシンの各種臨床試験を見直した結果、テロメライシン開発の戦略的な方針変更を行うことを決定し、メラノーマPhase2臨床試験を終了させることとした。
今後は、テロメライシンの欧米での免疫チェックポイント阻害剤併用を主体とした臨床試験の推進を加速させるとしている。
また、過年度に調達した資金使途の変更を決定し、財務面の健全性を向上させていくとしている。