[香港 16日 ロイター] - 複数の関係筋によると、中国規制当局は国有の金融保証保険会社、中債信用増進投資に対し、一部の民間不動産開発会社が発行した国内債を保証するよう指示した。
龍湖集団やCIFIホールディングスなどの国内債が対象。
報道を受けて、龍湖集団、CIFI、碧桂園の株価は軒並み15%以上急伸。ハンセン本土不動産指数は9.2%値上がりしている。
関係筋によると、中債信用増進投資は対象企業のミディアムタームノート(MTN)に対して「全額、無条件、取り消し不能の共同債務保証」を提供する。
龍湖集団はすでに中債信用増進投資の保証を受けて最大15億元のMTN(期間3年、5年)を発行した。
今回の金融保証については、金融情報サービスのREDDが15日に報じた。当局は金地(集団)、碧桂園など、財務が相対的に健全で金融保証の対象になる不動産開発会社6社のリストを作成したという。
REDDによると、当局は不動産開発会社が新たに発行する債券への応募を国有企業に要請することも検討している。起債する企業は保証を受けるために担保を差し入れる必要があるが、調達した資金は柔軟に活用できる。